2020年10月05日
ダイセル、酢酸セルロース真球微粒子を開発
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:ダイセル

ダイセルは5日、環境に優しく柔らかい触感の酢酸セルロース真球微粒子「BELLOCEA」を開発したと発表した.主に化粧品向けの素材として、製品化を進める。


「BELLOCEA」は、長年の主力製品である酢酸セルロースを独自技術で加工した真球状の微粒子。

酢酸セルロースは、天然由来の酢酸と、植物由来のセルロースを原料としており、土壌やコンポスト(廃棄物中)のほか、海洋でも生分解されることが確認されている。

マイクロプラスチックによる海洋ごみ問題が世界的に重大視される中で、化粧品業界でも、環境にやさしい天然由来の素材が求められている。

同社は化粧品業界向けに環境対応ニーズに応える素材として同商品のサンプル提供を開始した。

なお同社は、酢酸セルロース真球微粒子の詳細を、10月下旬に横浜で開催される、国際化粧品技術者会連盟の学術大会「The 31st IFSCC Congress 2020 Yokohama」で発表する。


ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1601882608.pdf