2020年10月19日
帝人、モーリシャス重油事故に油吸着材 寄贈
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:帝人

帝人は19日、インド洋モーリシャス島沖で8月 貨物船「WAKASHIO(わかしお)」が座礁し、燃料油のが流出した事故について、現地の除去作業を支援するため、帝人フロンティア製品である高性能油吸着材「オルソーブ」500㎏(油吸着量約10トン分)を、商船三井を通じて、モーリシャス共和国政府へ寄贈すると発表した。

「オルソーブ」とは、ポリプロピレン繊維製の不織布油吸着シートで、自重の約20倍の油を吸着でき、ちぎれにくく、油のふき取り作業も可能な素材で、帝人フロンティアが展開している。


<用語の解説>
■モーリシャス座礁とは :
2020年7月25日、インド洋の島国モーリシャス沖で商船三井が運航する貨物船「WAKASHIO(わかしお)」が中国からシンガポール経由でブラジルに向かう途中で座礁した事故。貨物船の重油タンクが破損し、積載していたおよそ4,000トンの重油のうち、約1,000トンが海に流出した。モーリシャスのジャグナット首相は「環境非常事態」を宣言し「座礁した船を引き揚げる技術や専門知識がない」と支援を訴えた。


ニュースリリース参照
https://www.teijin.co.jp/news/2020/10/19/20201019_01.pdf