2020年10月21日
協和キリン、パーキンソン病治療薬 第2相試験良好
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:協和キリン

協和キリンは21日、レボドパ含有製剤で治療中のパーキンソン病患者を対象とした KW 6356 の後期第2相試験について、主要評価項目を達成したと発表した。

同試験は、レボドパ含有製剤で治療中のパーキンソン病患者502例を対象に、KW 6356 の有効性を検討した、多施
設共同でランダム化した同剤 投与群とプラセボ投与群の二重盲検比較試験。

同試験での主要評価項目である、治験薬投与開始後 26週 時点における MDS-UPDRS パート 3(運動症状)スコアの ベースラインからの変化量 (運動症状の改善度合い )は 、KW 6356 投与群がプラセボ投与群よりも大きく、
プラセボ群に対し 統計的に有意差が認められ 主要評価項目を達成した。一方、安全性については 両投与群に大きな問題が見られなかった。詳細は今後、学会や論文等で発表する。