2020年10月27日
三菱ケミカル 建築市場向けに新サービス事業
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三菱ケミカルホールディングス

 三菱ケミカルホールディングスは27日、建築業界で注目されているBIM(Building Information Modeling)を活用して、人手不足・環境対応といった課題解決に貢献する、新たなソフトウェアを素材メーカーの着眼点から開発したと発表した。

 BIMとは、初期段階にバーチャル上で建物の構築を行うことで、設計や施工のミスと工数を減らすことができるシステムのこと。

 三菱ケミカルグループで住宅設備、建築資材などを手がける三菱ケミカルインフラテック(本社:東京都中央区、福居雄一社長)は、10月から同ソフトウェアを活用し、ビル外装関連で以下の2つの提案を行ってきた。

(1)2D(二次元)または3D図面データを用いた各種シミュレーションモデルと高機能レンダリングとを組み合わせ、クラウド環境下で迅速に施主、設計者などに提供する。
(2)個々の工程で必要とされる2Dまたは3D図面データを自動的に生成し、施工会社や加工各社に提供する。

 三菱ケミカルグループは多くの専門事業者が存在する建築市場に向けて、「アルポリック」(アルミ樹脂複合板)などの建材を提供してきたが、将来的には他の商材や領域にも展開していきたい考えだ。


ニュースリリース参照

建築市場向けの新たなサービス事業を開発
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1603770451.pdf

Mitsubishi Chemical Holdings Group Commercializes Construction Market Services
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1603770451.pdf