2020年10月30日
9月の鉱工業生産、化学工業4カ月連続プラス
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:経済産業省

経済産業省が30日発表した9月の鉱工業生産指数(2015年=100、季節調整済み)速報値は、生産が前月比4.0%上昇の91.6、出荷が3.8%上昇の90.4だった。ともに4カ月連続の上昇。在庫は0.3%低下の97.97、在庫率は0.7%低下の118.6だった。

鉱工業生産予測調査によると、10月(前月比4.5%)、11月(同1.2%)ともに前月比上昇を予測している。
基調判断は「総じてみれば、生産は持ち直している」を据え置いた。

業種別にみると、生産が上昇した業種は、自動車(前月比10.9%増、以下同)、生産用機械(11.1%)、電子・デバイス工業(5.7%)、プラスチック製品(5.9%)、化学工業(2.2%)など全15業種中13業種、低下したのは汎用・業務用機械(▲7.0%)と無機・有機化学(▲0.1%)の2業種だった。

化学工業(除、有機・無機化学品・医薬品)は、生産が前月比1.8%上昇の97.1、出荷0.4%マイナスの96.1、在庫は1.8%マイナスの121.2だった。生産は4カ月連続のプラス、出荷は4カ月ぶりのマイナスだった。