2020年11月12日
三井化学、「ルーカント」新プラントが竣工
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三井化学

三井化学は、市原工場(千葉県市原市)に炭化水素系合成油「ルーカント」の新プラントが完成し、12日竣工した。同社の「ルーカント」生産は岩国大竹工場と市原工場の2拠点体制となり、旺盛な世界需要に対応できる体制が整った。

「ルーカント」は、エチレンとαオレフィンのコオリゴマーで、三井化学が世界で初商品化した高性能炭化水素系合成油。粘度の温度依存性が小さく、剪断安定性・熱化学的安定性に優れる等の特長を有する。

それらの特長から、極めて高品質が求められる自動車ドライブラインのギア油や工業用潤滑油、グリースなどの粘度調整剤として使用されている。環境問題への関心が高まる中、省燃費や長寿命につながるとして、需要も堅調に伸びており、新プラント竣工となった。2021年4月から営業運転開始の予定だ。


ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1605170876.pdf

Mitsui Chemicals Holds Ceremony to Mark Completed Construction of New LUCAN Plant
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1605170980.pdf