2020年11月17日

AGC、デンマークのバイオ医薬品CDMO 能力増

【カテゴリー】：経営 【関連企業・団体】：AGC

AGCは17日、CDMO事業子会社であるAGC Biologics社（本社：米国）のバイオ医薬品CDMOの培養能力増強を決めたと発表した。 デンマーク拠点の隣接地を購入して新社屋を建設し、シングルユース仕様の2,000リットル動物細胞培養槽を増設する。総投資額は約200億円、稼働開始は2023年の予定。 バイオ医薬品CDMO市場は年間約10％以上の成長を続けており、同社の受託もそれを上回る勢いで増加している。これらの旺盛な需要に対応するため、動物細胞を用いたバイオ医薬品CDMOの培養能力を増強する。 今回増強により、デンマーク拠点のシングルユース仕様の培養能力は従来の倍以上に拡大する。また、本能力増強に合わせた分析・開発設備や人員増にも対応するため、延床面積約19,000㎡の新社屋を建設する。 AGCグループは、ライフサイエンス事業を戦略事業のひとつと位置付け、積極的な買収・設備投資を行ってきた。 2025年の目標に掲げてきた売上高1,000億円以上とした目標は、2ー3年前倒し達成する見込みだ。 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1605583089.pdf