2020年11月19日

伊藤忠、量子コンピュータで米Zapataに出資

【カテゴリー】：経営 【関連企業・団体】：伊藤忠商事

伊藤忠商事は19日、量子コンピュータ※1向けのソフトウェアを開発するZapata Computing, Inc.（本社：アメリカ ボストン）に出資するとともに、今後同社の国内展開を支援すると発表した。 昨今、第4次産業革命に伴うデータ需要の急増と、従来型の古典コンピュータの性能向上の限界により、半導体の処理能力に依存しない量子コンピュータが注目されている。 ハードウェア分野では、IBMやGoogleなど、大手IT企業による開発競争が過熱しているが、各社が開発する量子コンピュータは、同一の様式や開発言語ではないため、アプリケーション開発等ソフトウェアの領域の需要が高まっている。 Zapataは、量子コンピュータ向けソフトウェア「Orquestra(オーケストラ)」の開発で先行するハーバード大学発のスタートアップ。 同ソフトウェアは、異なる開発言語を変換可能とするコンバーター機能により、様式や言語の異なる量子コンピュータを併用利用することができる。このためすでに米国を中心に石油、ガス、製薬、金融、自動車など、様々な業界の大手企業に導入されている。 ニュースリリース参照 https://www.itochu.co.jp/ja/news/press/2020/201119.html