2020年11月26日
エーザイ、パーキンソン病患者にスマホ・アプリ
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:エーザイ

 エーザイは26日、パーキンソン病患者の生活をサポートするスマートフォン・アプリ「PaDiCo(パディコ)」の提供を、同日から開始した。

 アプリ専用ストアである「App Store(iPhone)」や「Google Play(Android)」からどなたでも無料でダウンロードできる。

 日本において、パーキンソン病患者の数は約20万人と推計され、高齢化に伴い、年々増加の傾向にある。治療の基本は薬物療法だが、病気の進行に伴い、薬剤の効果が弱まることで、パーキンソン病の症状が現れて体が動かなくなるなどのオフ症状が認められる場合がある。
 
 オフ症状には、ふるえ(振戦)、筋強剛(筋肉がこわばる)などの運動症状と、便秘や頻尿、発汗などの非運動症状があり、多岐にわたるため、その症状を把握することが難しい。これらの症状を早期に把握し、適切な治療を行うことが、病気の進行抑制につながる可能性がある。

 「PaDiCo」には、パーキンソン病患者が簡単な操作でオフ症状の時間を記録し、週単位で可視化できる機能を搭載していく。患者が医療機関に受診する前に、その時の体調や症状の変化をスコア化し、記録することができる。患者様の症状を記録することは、かかりつけ医師への性格な情報伝達に役立つ。


ニュースリリース参照
https://www.eisai.co.jp/news/2020/news202078.html