2020年12月01日

三菱ケミ、シリコーンゴム 高耐熱フィルム開発

【カテゴリー】：新製品/新技術 【関連企業・団体】：三菱ケミカル

三菱ケミカルは1日、 シリコーンゴムフィルムで、従来グレードよりも耐熱性の高い新グレード「珪樹 」を開発したと発表した 。12月2日～4日、幕張メッセで 開催される「高機能フィルム展」に出展する。 「珪樹」は、独自の加工技術から生まれたフィルム状のシリコーンゴムで、薄膜かつ膜厚精度が高いという特徴を有する。 ポリエステルフィルムをはじめ、異種材料との積層 や表面加工が可能で、産業機器向け部材や工程部材として適している。 耐熱性を高めたシリコーンゴムと、耐熱基材の 2 層構造であり、 総厚 50～500μm の極薄ながら 300℃ 環境下で繰り返し使用できる。 シリコーンゴムの特徴である緩衝性、離型性を活かしつつ、 耐熱基材を有することで、ハンドリング性の向上や 応力下の横ずれ防止効果が期待できる。顧客の要望 に応じて厚さやゴム硬度の調整に対応できる。