2020年12月04日
帝人ファーマ、A型ボツリヌス 毒素製剤 発売
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:帝人ファーマ


 帝人ファーマは4日、A型ボツリヌス毒素製剤「ゼオマイン筋注用(50~200単位)」(一般名:インコボツリヌストキシンA)の販売を開始した。

 同社は2017年に独・メルツ社から、本剤の日本国内における共同開発・独占販売権を取得し、上肢痙縮の新たな治療選択肢を目指して開発を進めてきた。今年6月に製造販売承認を取得し、11月18日に薬価収載されて、今回の発売となった。

 適応症である上肢痙縮は、主に脳卒中の後遺症として、上肢の筋緊張の増加や伸張反射の興奮性亢進により生じる上位運動ニューロン症候群の1つ。主な症状は、運動麻痺、屈筋反射亢進、病的反射出現、知覚障害などで、患者にとっては日常生活における動作の妨げとなっている。


ニュースリリース参照
https://www.teijin.co.jp/news/2020/12/04/20201204_01.pdf