2020年12月11日
昭和電工など、川崎市のホテルでレタス栽培
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:昭和電工

東急系ホテルの川崎キングスカイフロント東急REIホテル(神奈川県川崎市)は11日、昭和電工の協力で1階ホテルロビーに、LED照明でリーフレタスを水耕栽培する「完全人工光型植物工場」を開設したと発表した。

昭和電工と川崎市はこれまで同ホテルと連携して、環境省の「地域連携・低炭素水素技術実証事業」に協力し、ホテル内の約30%のエネルギーを水素で賄う「世界初・水素ホテル」計画を進めている。

昭和電工が川崎事業所(川崎区)で使用済みプラスチックを原料に低炭素水素を製造してパイプラインでホテルに供給し、純水素型燃料電池に変換してホテルの電気および熱(温水)に利用する仕組みだ。

ホテル客室などで利用されていた使用済みプラスチック由来の水素エネルギーは、新たにリーフレタスを栽培する植物工場に供給されることになる。