2020年12月15日
東北大など、プラ低温合成に有効な触媒を開発
【カテゴリー】:行政/団体
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 大阪市立大学 人工光合成研究センターの田村正純准教授と、東北大学大学院 工学研究科の冨重圭一教授らは15日、プラスチックごみの大部分を占めるポリオレフィン系プラスチックの分解に有効な固体触媒系の開発に成功したと発表した。
 
 低温条件下で有用化学品である潤滑油や液体化学品を高収率で合成できることを明らかにした。

 ポリオレフィン系プラスチックのケミカルリサイクル技術として油化やガス化などは知られているが、様々な問題を抱えており、低温条件でプラスチックを変換する技術および有益な化学品原料への直接的な変換を可能にする触媒技術の確立が求められていた。

 本研究で開発した酸化セリウム担持ルテニウム触媒(Ru/CeO2触媒)は、反応温度を従来技術から100℃以上も下げることに成功し、市販のゴミ袋や廃プラスチックにも適用可能で、高収率で有用化学品を得ることに成功した世界初の固体触媒系となる。

 同研究成果は、12月10日「Applied Catalysis B: Environmental」にオンライン掲載された。


ニュースリリース参照
https://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/tohokuuniv-press20201215_03web_plastic.pdf