2020年12月24日
三菱ガス化と田岡化学、新潟で光学樹脂合弁
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三菱ガス化学

三菱ガス化学は23日、田岡化学工業(本社:大阪市淀川区、佐藤良社長)と、新潟工場(新潟県)内に光学樹脂ポリマー「ユピゼータ EP 」用原料モノマー生産の合弁会社を設立すると発表した。

三菱ガス化学は鹿島工場(茨城県神栖市)に「ユピゼータ EP 」用重合プラントの増設も決めた。

合弁会社は資本金1億円(三菱ガス化学 51%、田岡化学 49%)。光学樹脂ポリマー用原料モノマーの製造の受委託会社として設立するが、時期などは未定。

「ユピゼータ EP」は、高屈折率と低複屈折性を高次元で両立させた樹脂で、高機能小型カメラレンズ材料としてスマートフォンやタブレット端末等に採用され、引き続き需要の伸びが予想されている。

原料モノマープラントは、2023年1月に営業運転開始の予定。田岡化学の技術を用いて新設する。製造能力などは非公開。重合プラントの増設設備は2022年7月に営業運転開始の予定。増設分の能力は年産2000トン。