2021年01月07日
富士フィルム、米国に遺伝子治療薬の開発拠点
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:富士フイルム

富士フィルムは5日、バイオ医薬品の中核会社であるFUJIFILM Diosynth Biotechnologies(ダイオシンス・バイオテクノロジーズ=FDB)に約40億円年を投じて、遺伝子治療薬のプロセス開発・原薬製造拠点を米国ボストンエリアに新設すると発表した。

今後、順次設備を稼働させ、2023年秋には原薬製造の受託を開始する予定。
同設備は、米国テキサス、英国に続くFDBの第3の遺伝子治療薬CDMO拠点となる。

富士フイルムは、2014年にFDBの米国テキサス拠点を活用して遺伝子治療薬のプロセス開発・製造受託ビジネスを開始した。現在、さらなる拡大をめざして総額約130億円をかけ、米国テキサス拠点にプロセス開発棟の新設と、原薬製造設備を増強工事中だ。

また英国でも、2021年春の稼働開始に向けて遺伝子治療薬のプロセス開発・製造施設の開発準備を進めている。


ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1610001706.pdf