2021年01月12日
ブリヂストン、ビッグデータでゴム植林を最適化
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:ブリヂストン

 ブリヂストンは12日、ビッグデータを活用し、高収量のゴム農園実現に貢献する「パラゴムノキ」の植林計画最適化システムを開発したと発表した。これにより、植林や収穫の工数など多くの制約のある広大な農地に複数の品種を植林するゴム農園で、30年以上先までの植林計画を最適化し、天然ゴムの持続可能な安定供給に貢献する。

 システムは、大学共同利用機関 統計数理研究所(立川市)と同社のゴム農園管理に関する知見に基づき土壌や病害予防などを数理モデル化して開発した。同システムを活用することにより、持続的に天然ゴムの高い生産性を確保するために「いつ」「どの品種を」「どこに」植林すればよいかなどの情報提供を可能にする。
 
 今後、実用面での課題抽出を経て、将来的に自社農園および他の農園に展開することを検討し、世界の天然ゴム生産の持続可能な安定供給に貢献したいと考えだ。