2021年01月22日
京大など、日本の野鳥633種の食性情報を作成
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:北海道大学

「日本の野鳥は何を食べているのか?」を調査した結果が、京都大学の森井悠太特定助教を中心とする地元の博物館や北海道大学などの研究グループによってまとめられた。

研究グループには美幌博物館(北海道網走郡美幌町)などが参画、日本の野鳥 633種(全種類)の食べ物(食性)を取りまとめたデータベースを作成した。

野鳥は、植物の葉や種子から、虫や小型の哺乳類まで様々な生き物を食べているが、日本列島とその周辺の島々は亜寒帯から亜熱帯に位置しているため、生物多様性が高く、野鳥の種類も多い。だが、地球上の全生態系を網羅的に理解するためには重要と考えられていた。

今回研究では、日本のすべての野鳥の食性、および主食を分類し、詳細な情報をリストアップし、網羅的なデータベースを作成した。

同研究成果は、 Natureグループ発行の Scientific Data誌に公開された。


美幌博物館ホームページ
https://www.hokudai.ac.jp/news/pdf/210121_pr.pdf