2021年01月29日
12月・鉱工業工業生産指数 化学は0.7%のプラス
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:経済産業省

経済産業省が1月29日発表した2020年12月の鉱工業生産指数(速報値、2015年=100)は、生産が前月比1.6%低下の93.2、出荷分1.6%低下の92.3、在庫.1%増加の95.3だった。在庫率は2.0%プラスの113.6となった。

製造工業生産予想調査によると1月は上昇、2月は低下の予測となっている。基調判断は、「総じてみれば生産は持ち直している」を据え置いた。同年8月以来連続。

業種別に見ると、全体15業種のうち、5業種が前月比上昇、10業種が前月比低下となった。無機・有機化学工業、その他工業、電子部品・デバイス工業等は上昇に寄与したが、汎用・業務用機械工業、自動車工業、電気・情報通信機械工業等が低下だった。新型コロナウイルスによる影響からの回復にはまだ時間を要する見込みだ。


化学工業(除、医薬品)は、生産が前月比0.7%プラスの96.2、出荷は▲0.7%の95.2、在庫は▲2.3%の110.5だった。生産は9月以来3カ月ぶりのプラス、出荷は2カ月連続のマイナスだった。