2021年02月01日
三菱ケミ、植物関連事業を移管・集約 4月1日付
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三菱ケミカル

三菱ケミカル(MCC)は1日、植物工場事業強化のため、4月1日付で同社と子会社である三菱ケミカルアグリドリーム(MCAD)がそれぞれ持つ植物工場事業を、同じくMCC子会社の三菱ケミカルアクア・ソリューションズ(本社:東京都品川区、栁川秀人社長、MCAS)に移管し、関連する事業を集約化すると発表した。

現在、MCCおよびMCADは、「苗テラス」「ナッパーランド」「AN (AGRICULTURE NEXT)」「Plant Plant 」等の水耕栽培技術を用いた植物工場の設計、施工及び販売に関する事業を展開しているが、これらの事業をMCAS に集約化することで、MCAS が持つ水処理技術とのシナジーにより、さらに高度な植物工場関連製品の提供につなげ、同事業を強化する。

将来的には、バイオ技術等を融合させた植物工場の高度化や医療・健康食品・エネルギー分野への展開も目指す。


◆三菱ケミカルアクア・ソリューションズ(MCAS)
 MCAS はイオン交換樹脂やイオン交換膜を利用した純水製造装置などの各種水処理装置や、健康食品素材向けの分離精製装置、膜分離活性汚泥法を応用した排水処理装置の設計・製造・施工に多くの実績をもつ。また、地下水膜ろ過飲料化システムを手掛け、災害等による断水時でも水ライフラインの確保が可能なサービスを提供している。

 
植物工場関連事業の移管・集約について
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1612154623.pdf