2021年02月25日
トクヤマ・新中計 25年度営業益400億円目標
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:トクヤマ

トクヤマは25日、2021年度を起点とする5年間の「中期経営計画2025」を策定したと発表した。
重点課題として(1)事業ポートフォリオの転換(2)地球温暖化対策への貢献(3)CSR経営の推進、の3項目を掲げた。

 最終年度(25年度)の達成目標は、
▽売上高 3,200億円(20年度予想 2,550億円)
▽営業利益 400億円(300億円)
▽成長事業の売上高成長率 (CAGR 10%以上)
▽ROE  10%以上(13.2%)

◆事業ポートフォリオの転換
成長事業を「電子」「健康」「環境」に再定義し、組織化するとともに強力に推進する。
成長事業の連結売上高比率 50%以上をめざす。
社外との連携強化による技術の差別化を促進し、付加価値を追求する。効率化のためDXを推進。全社規模で高効率オペレーションを追求する。また、成長する海外市場での事業拡大を推進する。
従来の中核事業である「化成品事業」と「セメント事業」は、引き続き効率化し持続的なキャッシュ創出につとめる。

地球温暖化防止への貢献として、次世代エネルギーの技術開発加速などにより2030年度にCO2総排出量30%(200万トン)の削減をめざす(2019年度排出量:676万トン)。2050年度カーボンニュートラルに向けた取り組みを推進する。

事業ポートフォリオの転換により、同社の新しいセグメントは「化成品」「セメント」「電子材料」「ライフサイエンス」「環境事業」および「その他」の6つとなる。


ニュースリリース参照
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1614239742.pdf