2002年05月15日
SMのアジアの需給バランス、02~04年はタイトで推移
中国の需要が着実に拡大、新増設は一部に限定の見込み
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

 出光石油化学などSM(スチレンモノマー)メーカーの調べによると、アジア地域におけるSMの需給バランスは今年から04年末までの間極めてタイトな状態で推移する公算が濃厚となってきた。世界全体でもおおむね同様のことがいえそうだ。
 
 SM各社が最近まとめたSMのアジア地域の中期需給見通しのうち、出光石油化学の予想を見ると、今年の年産総設備能力は昨年より59万トン増えて933万トンとなる。拡大率は6.6%である。内訳はEllbaの55万トンとSMIの4万トンとなっている。ただし、新増設プラントの稼働開始時期が年央からとなる見込みなので、実際の総生産量は859万5,000トンになると見られている。したがって、実際の生産の増加は43万7,000トンで、伸び率は5.4%ということになる。
 一方の総需要見通し量は輸出を含めて79万4,000トン増えて1,173万5,000トンとなっている。増加率は7.3%である。これは、中国のPS(ポリスチレン)の需要が大きく伸びるとの見方によるもの。
 この結果、需給バランスは314万トンの供給不足となり、中東などからの輸入が314万トン実現できてはじめてバランスが取れるという計算になる。