2021年03月29日

住友化学、エンジニアリング部新設 体制強化へ

【カテゴリー】：経営 【関連企業・団体】：住友化学

住友化学は29日、プラントの新設や設備改善などのエンジニアリング体制を強化するため、4月1日付で新たにエンジニアリング部を設立すると発表した。全社横断的で機動的なエンジニアリング体制を構築するとともに、各工場工務部門の保安・保全機能を強化し、デジタル技術を活用したスマート保安の取り組みを加速させる。 同社はこれまで、工場の設備設計・保全業務を担う組織として千葉、愛媛、大分などの各工場に工務部門を置いてきたが、グローバル化が進む中で従来以上に迅速な業務遂行が必要となってきた。海外に大規模設備投資に対する支援が求められているほか、国内では、設備の高経年化や労働人口減少など、エンジニアリングや保安・保全業務を担う人材の育成、ノウハウの継承が急務となっている。 このためエンジニアリング部を新設し、グループ会社の住友ケミカルエンジニアリング（千葉市）、シアテック（新居浜市）両社との連携しながら、設備や運転、エンジニアリングなどのデータを統合プラットフォーム化し、工場における機能全体の高度化とスマート保安の実現を図っていくことにした。 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1616986991.pdf