2021年03月31日
積水化、政策投資銀行「環境格付」で最高ランク
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:積水化学工業

積水化学工業は31日、日本政策投資銀行が行う「DBJ 環境格付」融資で、環境への配慮に対する取り組みが特に先進的として最高ランクの格付を取得したと発表した。

「DBJ環境格付」融資とは、日本政策投資銀行が開発したスクリーニングシステム(格付システム)により企業の環境経営度を評点化、優れた企業を選定し、その評価に応じて融資条件を設定する世界で初めての融資メニュー。

とくに以下の3点が評価された。
(1) 新たに環境サステナブルビジョン2050を策定し、その達成に向けて環境貢献量と影響度を統合管理する定量的な独自指標「SEKISUIサステナブルインデックス」を活用することで、自社の取り組みの実効性向上に加え、対外的な訴求力を高めている。

(2) 従前の環境貢献製品から、社外のアドバイザリーボードを活用し、より広範な視点を取り入れた「サステナビリティ貢献製品」へと発展させ、中でも戦略的に伸長させる製品群として「プレミアム枠」を位置づけ、社会課題の解決と自社の成長を同期化している。

(3) 社会・環境への正負の影響と経営戦略との整合性の観点から、自社の重要課題を明確に認識し、ケミカルリサイクルやフィルム型リチウムイオン電池の開発をはじめ、コア技術である28の技術プラットフォームを活用したイノベーション創出に果敢に取り組んでいる。