2021年04月12日
帝人、超極細リサイクルポリエス繊維 量産化へ
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:帝人フロンティア

帝人フロンティアは12日、リサイクルポリエステル原料を使用した超極細ポリエステルナノファイバー「ナノフロント」の量産化技術を開発したと発表した。リサイクルポリエステル長繊維による超極細ポリエステルナノファイバーの量産化は世界初。

今後、従来の「ナノフロント」からリサイクルポリエステル原料を使用したものへの置き換えを進め、スポーツ衣料や産業資材など幅広い用途に向けて展開する。

今回の量産化技術の開発により、同社が展開するポリエステル繊維は全てリサイクル原料を使用することが可能となる。

今後は、同原糸やテキスタイルを、優れた吸水・拡散性、ソフトな風合いに加え高い機能性をもつ素材として、スポーツ・機能性衣料や産業資材用途などに広く展開し、2021年度に3億円、2025年度には8億円の売上をめざす。