2021年04月13日
出光興産、北海道製油所に超小型EVを導入
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:出光興産

出光興産は、北海道製油所(苫小牧市真砂町、澤 正彦所長)が構内車両用に、タジマモーターコーポレーション(本社:東京都中野区、田嶋伸博会長)が開発し、出光タジマEVが提供する超小型EV「ジャイアン」2台を構内車両として導入した。また、車両を充電するカーポートの屋根には、出光子会社のソーラーフロンティア社(東京都千代田区、渡辺宏社長)が開発した、CIS太陽電池を設置しており、製油所港内を再生エネで走行する仕組みだ。

導入した超小型EVは、構内車両として使用するだけでなく、冬季には-10℃を下回る北海道の気候下で、寒冷地における超小型EVの有効性や課題を検証するフィールド試験にも活用する。そのフィールド試験では、寒冷地における超小型EVの始動性・航続距離・バッテリーへの影響、災害時における蓄電池としての有効性などを検証し、出光タジマEVの今後の次世代モビリティ開発に生かしていく方針だ。