2021年04月14日
富士フィルム、小児向け小型「カセッテDR」発売
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:富士フイルム

 富士フイルムは14日、X線を読み取るセンサーパネルに薄型フィルムのTFT基板を採用し、独自の画像読取技術(ISS方式)を組み合わせて高画質・低線量を追求したデジタルX線画像診断装置(カセッテDR)「CALNEO Flow(カルネオ フロー)」シリーズから、小児撮影などに適した小型サイズの「FUJIFILM DR CALNEO Flow C12」を富士フイルムメディカルを通じて5月13日に発売すると発表した。
 
 「CALNEO Flow」シリーズは、最新のスマートフォンやタブレットなどに使用されているフレキシブルTFTを採用したカセッテDRで、蛍光体に、温度や湿度などの環境変化に強いGOS(ガドリニウムオキサイドサルファ)とX線エネルギーの変換効率が高いCsI(ヨウ化セシウム)を採用した2種類をラインアップした。

<主な特長>
(1)ISS方式とフレキシブルTFTの組み合わせで高画質・低線量を追求。
(2)さまざまな撮影現場を想定したタフネス設計。
(3)当社の抗菌コート技術「Hydro Ag」による清潔性。

 4月16日~18日にパシフィコ横浜(神奈川県横浜市)で開催される「2021国際医用画像総合展(ITEM2021)」に出展する。