2021年04月15日

東レ、水素供給・利用システム実証へ・山梨県

【カテゴリー】：行政/団体 【関連企業・団体】：東レ

東レ、山梨県、東京電力ホールディングスの3者は15日、甲府市 米倉山（こめくらやま）の電力貯蔵技術研究サイトで進めてきた、P2G（Power to Gas）システムの開発研究をさらに発展させるため、共同事業体「やまなし・ハイドロジェン・カンパニー（YHC）」（仮称）の設立で合意したと発表した。 P2Gシステムの研究は、2016年からNEDO（新エネルギー・産業技術総合開発機構）の委託事業として、3者共同で進めてきた。大型の水電解装置や水素出荷設備などの施設もほぼ完成し、今年6月から県内の工場やスーパー店で水素利用の実証試験が本格展開できる見通し。 YHCは、P2Gシステムの実用化を加速し、県内外への普及を図るとともに、さらなる大容量化に向けた技術開発を進める。 山梨県は、2050年までに温暖化ガスを実質ゼロにする脱炭素社会実現を目指している。 P2Gシステムの実用化はその重要なカギとなる。今後、同システムの県内外への普及を図ることでエネルギー利用を化石燃料からグリーン水素に大きく転換させ、新たな水素エネルギー産業の創出を目指していく方針だ。 ニュースリリース参照 https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1618473710.pdf