2021年04月27日 |
住友化学、米社から角膜内皮細胞の製造を受託 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:住友化学 |
住友化学は27日、子会社の大日本住友製薬との合弁会社、S-RACMO(大阪府吹田市)が、CorneaGen Inc.(米国ワシントン州)およびその子会社のコーニアジェン・ジャパン(東京都千代田区)から、日本における角膜内皮細胞(予定適応症:角膜疾患)の製造および製法開発を受託する契約を締結したと発表した。 S-RACMO は今後、大日本住友薬が所有する再生・細胞医薬製造施設「SMaRT」の一部および大日本住友薬の総合研究所(大阪府吹田市)内に現在建設中の再生・細胞医薬製造施設を使用してCDMO 事業を実施する計画だ。 ◆CorneaGen Inc. CorneaGen Inc.(本社:米国ワシントン州シアトル)は、世界40カ国以上に角膜移植のための角膜や眼科用医療デバイスを販売するなど、角膜疾患による失明の撲滅に取り組む。京都府立医科大学 特任講座感覚器未来医療学 木下茂教授などから角膜内皮細胞の再生医療製品に関わるライセンスを取得している。 ◆S-RACMO 株式会社 住友化学と大日本住友製薬の合弁で2020年9月の設立。再生医療、細胞治療の早期普及と産業化に貢献するため、再生・細胞医薬分野の製法開発、製造などの受託事業に取り組む。両社のiPS/ES 細胞の基盤技術や再生・細胞医薬事業関連のノウハウを生かした展開をはかる。 <ニュースリリース参照> https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1619498380.pdf |