2021年05月10日
富士フィルム「医療クラウドサービス」開始
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:富士フイルム

富士フイルムは、医師の画像診断ワークフローを支援するAIプラットフォーム「SYNAPSE SAI viewer(シナプス サイ ビューワ)」のアプリケーションをクラウドで提供する「医療クラウドサービス」を、富士フイルムメディカルから5月12日に開始する。同日からWEBで開催される「2021 国際医用画像総合展(ITEM2021-WEB)」に出展する。

今回、同社がAI技術を用いて開発した、胸部CT画像から肺結節の候補を自動検出する画像診断支援機能「肺結節検出機能」と、医師が行う所見文作成を支援する「肺結節性状分析機能」を、新たにクラウドでも提供する。

これら機能は、同社の「SYNAPSE(シナプス)」および、AIプラットフォーム「SYNAPSE SAI viewer」を導入している施設で利用可能となる。

「医療クラウドサービス」は、ユーザー登録の上、専用ポータルサイト上で利用したい機能を選ぶだけで簡単に利用できる。「SYNAPSE」からクラウドサーバーにアップロードされた画像に対し、選択した画像診断支援機能の解析が行われ、その結果をSYNAPSE SAI viewerで参照することができる。利用回数に応じて料金を支払うシステムのため導入コストを抑えることもできる。


ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1620614178.pdf