2021年05月26日
丸紅、英社とAI画像診断ソフトウェアで業務提携
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:丸紅

丸紅は26日、100%子会社のクレアボ・テクノロジーズが、英国のPerspectum Ltd.(パースペクタム)と、医療用AI画像診断ソフトウェアの日本市場向け展開を目的とした業務提携契約を締結したと発表した。

同製品は、人工知能(AI)技術を活用して、腹部MRI画像から独自のバイオマーカーで、非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)/非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)の診断を支援する。進行すると肝硬変や肝臓がん発症につながるNASHの診断では、腹部に針を刺し肝臓組織の一部を採取する現在の検査方式に比べて時間、手間および身体的負担が軽減される。すでに米国や欧州では、医療機器としての承認を取得し、臨床現場で使用されている。

日本でも、非アルコール性の脂肪肝の患者は増加しており、日本肝臓学会によるとNAFLDの有病率が人口の30%程度、またNASHは2%程度と推定されている。