2021年06月07日
伊藤忠、バイオPP製食品容器、コンビニ店で展開
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:伊藤忠商事

 伊藤忠商事は7日、ファミリーマート及び伊藤忠プラスチックスと共同で8日から、再生可能資源であるバイオマスポリプロピレンを利用した食品容器の活用を開始すると発表した。
 
 バイオPPの食品容器展開は日本では初。まずパスタ容器の一部から採用していく計画だ。

 バイオPPとは、微生物によって生分解される「生分解性プラスチック」及びバイオマスを原料に製造される「バイオ マスプラスチックのこと。再生可能な原料を利用しているため、原料から製品までのトレーサビリティを確保している。

 伊藤忠は2020年9月に世界の大手樹脂メーカー、Borealis AG(オーストリア)、Borouge Pte Ltd(シンガポール)と、バイオPPに関する日本及びアジア市場でのマーケティングについて合意した。

Borealis社は、2020年3月にはバイオPPの商業生産を開始し、欧州をはじめ世界各地へ拡販を進めており、今回の取り組みは日本での商業生産の第一弾となる。伊藤忠は引き続きバイオPPを利用した製品ラインナップを拡充していく方針だ。