2021年06月08日
AGC、新型コロナワクチン向けプラスミドDNA製造へ
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:AGC

 AGCは8日、バイオ医薬品CDMO(製造受託・開発)子会社であるAGC Biologics(本社:米国)が、BioNTech社から、Pfizer-BioNTech 新型コロナウイルス(COVID-19)ワクチンの原材料であるプラスミドDNAの製造を受託したと発表した。AGC Biologics社は、同社のハイデルベルグ工場(ドイツ)で製造する予定だ。

 今回AGC Biologics社が受注したプラスミドDNAは、BioNTech社のmRNA型のワクチンの原材料となる。
 Pfizer-BioNTech COVID-19ワクチンは、日本を含む多くの国で特例承認され、接種が進んでいる。

 AGC Biologicsは、日本・米国・欧州に製造拠点を有し、プロセス開発、スケールアップ、治験段階から商用医薬品原薬の製造に至るまで、様々な高付加価値サービスを提供してきた。今回、これらの実績や品質・サービス力を評価され、新型コロナワクチン向けのプラスミドDNA製造パートナーに選定された。


<用語の解説>
◆ CDMO とは : Contract Development & Manufacturing Organizationの略。 製造受託に加え、製造方法の開発を受託・代行する会社をいう。


ニュースリリース参照

新型コロナワクチン向けプラスミドDNAの製造を受託
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1623118812.pdf