2021年06月11日
ユニチカ、医療用ガウン向けに高透湿不織布
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:ユニチカ

ユニチカトレーディングは、医療現場で使用されるアイソレーションガウン向け高機能複合不織布「UNISOFIA/ユニソフィア」(ユニソフィア)シリーズとして、新たに高透湿タイプの供給を開始した。

「ユニソフィア」は、今年2月に発表したユニチカのオレフィン系スパンボンド不織布「エルベス」と、優れた透湿防水機能を有する高バリア性フィルムを組み合わせた高機能複合不織布。今回、医療現場での暑さ対策についての多くの要望に応えるため、新たに高透湿タイプを開発した。

現在流通しているアイソレーションガウンは、多くは防水機能のみのため、医療現場での暑さには対応できないのが現状。

同社は昨年から市立東大阪医療センターの協力で、さまざまな商品改良を行い、感染症対策に特化した商品開発を進めてきた。今回の高透湿タイプ「ユニソフィア」を使用することで、着衣時の快適性を一層向上させ、さらに感染リスクの高いガウンの脱衣時の作業を安全に行うことができる医療用アイソレーションガウンを開発した。

ユニチカのスパンボンド不織布「エルベス」に高透湿タイプのフィルムを組み合わせた。
今回、最も実着用時に近いJISL-1099 A-1 法を採用して透湿性能を評価した。空気層から空気層に透湿した水蒸気量を測定するもので、同法でテストした結果、透湿性能値 10,000g/m2・24hr を達成した。


ニュースリリース参照
https://www.unitika.co.jp/news/fiber/unisofia_1.html?referrer=news&category=fiber&page=1