2021年06月18日
エーザイ、米ブリストルと新規抗体薬開発で提携
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:エーザイ

 エーザイは18日、米国ブリストル マイヤーズ スクイブ(本社:米国ニューヨーク)との間で、抗体薬物複合体(Antibody-Drug Conjugate:ADC)であるMORAb-202 の共同開発・商業化に関するグローバルな独占的戦略的提携契約を締結したと発表した。

 MORAb-202 は、エーザイ創製の抗葉酸受容体(Folate Receptor:FR)α抗体に、酵素切断リンカーを介して、同じくエーザイ創製の抗がん剤エリブリンを化学結合させたエーザイ初の抗体製剤。

 良好な薬理学的プロファイルと進行性固形がんに対する単剤による抗腫瘍活性を示し、FRα ADC としてベスト・イン・クラスのポテンシャルが期待されている。
 
 現在、エーザイは日本で子宮内膜がん、卵巣がん、肺がんなどを対象にした臨床第1相試験、米国ではすでに臨床第1/2相試験を実施中で、2022年中の承認申請をめざしている。


ニュースリリース参照
https://www.eisai.co.jp/news/2021/news202146.html