2021年06月23日
富士フイルム富山「放射性医薬品」 国内初承認
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:富士フイルム富山化学

富士フイルム富山化学は23日、放射性医薬品「ルタテラ」(一般名:ルテチウムオキソドトレオチド)について、「ソマトスタチン受容体陽性の神経内分泌腫瘍」を適応症として製造販売承認を取得したと発表した。

「ルタテラ」は放射性リガンド療法の一種、ペプチド受容体放射性核種療法(PRRT)に用いられる医薬品で、今回、「ペプチド受容体放射性核種療法剤」として国内で初めて承認された。

神経内分泌腫瘍は、ホルモンやペプチドを分泌する神経内分泌細胞に由来する腫瘍で、全身のさまざまな臓器、とくに膵臓、消化管及び肺に多く発生する。選択できる薬物療法が限られていることから、アンメットメディカルニーズの高い疾患とされている。


ニュースリリース

放射性医薬品「ルタテラ静注」の製造販売承認取得のお知らせ
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1624429262.pdf

Marketing Authorization Granted for Lutathera Injection in Japan
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1624429262.pdf