2021年06月28日
中外製薬、抗体性 視神経脊髄炎剤、欧州で承認
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:中外製薬

 中外製薬は28日、同社創製のpH依存的結合性ヒト化抗IL-6レセプターモノクローナル抗体エンスプリング(一般名:サトラリズマブ)について、抗アクアポリン4(AQP4)抗体陽性視神経脊髄炎スペクトラム障害(NMOSD)に対する初の皮下投与による治療法として、ロシュ社が欧州委員会(EC)から承認を取得したと発表した。

 エンスプリングは12歳以上の青年に対する欧州で初めての治療薬となる。
 中外製薬独自のリサイクリング抗体技術を初めて適用し、4週1回の皮下投与により、自己注射での在宅治療が可能となる。日米欧をはじめ54カ国で承認取得している。