2021年06月30日
東レ、物流環境大賞「サステナブル活動賞」共同受賞
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:東レ

 東レは30日、ユーピーアール(本社:東京都千代田区、酒田義矢社長=upr)のアクティブRFIDタグを搭載したスマートパレットを業界で初めて利用した取り組みで、(一社)日本物流団体連合会が主催する「第22回物流環境大賞」の「サステナブル活動賞」をuprと共同受賞したと発表した。
 
 同賞は、物流部門で優れた環境保全活動や環境啓発活動、先駆的な技術開発などを行い、環境負荷軽減の面から物流業の発展に貢献した団体・企業または個人を表彰する制度。

 東レは、uprが開発したアクティブRFIDタグを搭載したスマートパレットを利用して、自社製品の一貫パレット輸送を実現した。これにより、トラック運転者の手荷役を大幅に解消し、労働環境の改善と物流の生産性を向上させた。また、パレットの追跡が可能となったことで効率的なパレット回収網を確立することができ、CO2排出量の削減(年間換算197t-CO2)を実現した。環境負荷や運送会社の負荷低減に貢献したことが評価され今回の受賞となった。

■取り組みと効果
・CO2排出量 : 83%削減 (▲197t-CO2/年)
・製品積み下ろし時間:75%短縮 (▲23,788 時間/年)
・事務作業効率化: 作業時間 100%削減 (▲1,584 時間/年)
・トラック待機時間: 38%削減 (▲5,947 時間/年)
・物流事故(破袋):35%削減 (▲148件/年)