2021年07月02日
名大、重要な情報のみ検出・記憶/光記憶素子発見
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:名古屋大学

 名古屋大学大学院 工学研究科の植田研二准教授らの研究グループは2日、グラフェン/ダイヤモンド積層界面が、重要な光情報のみを選択的に記憶し、不要な情報を忘却する脳型(脳のように動く)光記憶素子となることを発見したと発表した。

 同成果により、光刺激の頻度、つまり情報の重要度に応じて画像等の光情報が選択的に記憶・忘却される、脳型イメージセンサーなどが開発でき、将来的に重要情報を自律的に選択し、記憶する新型カメラの開発につながることが期待されるとしている。

 同研究成果は6月22日付オランダの科学雑誌「Carbon」にオンライン掲載された。
 

ニュースリリース参照
https://www.nagoya-u.ac.jp/about-nu/public-relations/researchinfo/upload_images/20210702_engg.pdf