2021年07月08日
帝人「アラミド」のCO2排出量、30%削減に成功
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:帝人

帝人は8日、アラミド事業を展開するテイジン・アラミドB.V.(本社:オランダ)が、パラ系アラミド「トワロン」のライフサイクルにおけるCO2排出量を、2014年対比で約30%削減したと発表した。

外部団体がISO規格14040および14044に則した最新のライフサイクルアセスメント(LCA)調査を行い、明らかにしたもので、テイジン・アラミドが長年にわたるり実施してきた「トワロン」の持続可能性、生産工程の改善、100%再生可能電力への移行などに注力してきた成果としている。

テイジン・アラミドは、2011年から環境配慮に独自の手法「Customer Benefit Model(CBM)」を用いて、「トワロン」の顧客にも環境負荷が低減することを示してきた。最近はグリーンエネルギーの活用を強化して、欧州エネルギー証明制度(EECS)の一環であるエネルギーの属性証明(GO)を取得し、風力エネルギーの使用を開始した。

これらの取り組みにより2021年内には、オランダ国内での総電力消費量を、全てグリーンエネルギーで賄うことが可能となる見込み。さらにリサイクル活動を拡大し、使用済み製品回収のための新たな物流システム構築にも取り組んでいく方針だ。


ニュースリリース参照

https://www.teijin.co.jp/news/2021/07/08/20210708_01.pdf