2021年07月29日

昭電、電動車用アルミ製冷却器 生産ライン倍増

【カテゴリー】：経営 【関連企業・団体】：昭和電工

昭和電工は29日、電気自動車、ハイブリッド車などの電動車に搭載されるパワーモジュール（Power Module＝PM）向けアルミニウム製冷却器の需要増加に対応するため、小山事業所の生産能力を倍増すると発表した。2022 年初頭の稼働開始に向けて生産ラインの増設に着手した。 電動車用のPMは、電動車の航続距離の延長や燃費の改善など、性能向上に寄与する重要な部品。車内のスペースが限られているため、冷却器には小型で高効率化・高放熱化が求められる。 同社が生産するPM向けアルミニウム製冷却器は、絶縁基板に放熱用の同社製アルミフィンを真空ロウ付けで直接接合し、小型で配管位置を柔軟に設計できる高い汎用性と、高い放熱効果を実現している。同製品は2019年から生産しており、国内大手メーカーでモジュール化して、日本国内やアジア各地で市場展開してきた。今後さらに小型で高性能なPM向け冷却器の開発を目指す。 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1627526969.pdf