2021年08月20日
三菱ケミカル、北九州にシュガーエステル新工場
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 三菱ケミカルは20日、飲料や菓子類向けに需要好調なシュガーエステルを増産するため、福岡事業所(福岡県北九州市)に年産2,000トンの製造工場を新設すると発表した。2023年夏稼働開始の予定だ。

 シュガーエステルは、ショ糖と植物油脂由来の脂肪酸を主原料とした乳化剤で、水分と油分を均一に混合させる機能を有し、食品の加工や流通保管時の品質維持に適している。 飲料(缶コーヒーなど)、乳製品(ホイップクリームなど)、菓子類(ケーキやチョコレートなど)の加工食品をはじめ幅広い分野で使用されている。

 近年、国内食品メーカー向けの安定した需要に加え、中国などの海外需要が著しく伸張しており、今後も一層の成長が見込まれるところから、現有三重事業所 (三重県四日市市)に次ぐ第2製造拠点を北九州市に設置することにした。今後増加する需要に対応するとともに、サプライチェーンのさらなる強化を図る。


ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1629422825.pdf