2021年09月10日

三井化学アグロ、Meiji Seika ファルマ事業買収

【カテゴリー】：行政/団体 【関連企業・団体】：三井化学アグロ

三井化学アグロ（本社：東京都中央区、小澤敏社長）は10日、明治グループの薬品事業会社 Meiji Seika ファルマ（本社：東京都中央区、小林大吉郎社長）の農薬事業を取得することで合意したと発表した。 　Meiji Seika ファルマは、農薬事業を研究開発型事業と位置付け「自然環境に配慮した農薬を提供し、農業の生 産性を向上させ、世界的な食糧問題の解決に寄与する」とするビジョンを掲げてきた。また、これまでにも世界初の抵抗性誘導型殺菌剤であるプロベナゾールや、特徴的な非選択性除草剤であるグルホシネート P やミツバチ等に対する環境影響に配慮しグローバル市場での拡販を狙う殺虫剤フルピリミンなど独創的な創農薬を実現しており、高い研究開発力を有している。同事業の取得により三井化学アグロの成長戦略を加速させる。 　事業の取得は、Meiji Seika ファルマが新設会社を設立し、同社の農薬事業および同事業に係る子会社の全株式を吸収分割によって新設会社に承継させる。そのうえで、新設会社の発行する全株式を三井化学アグロが取得し、完全子会社化する。当面は、取得した新設会社を三井化学アグロの子会社として運営し、将来的にはシナジー創出による更なる事業成長を目指して、三井化学アグロと新設会社を合併する予定だ。 ■取得対象事業の概要 （1）事業内容　： 農薬の研究・開発・製造・販売・輸出入 （2）営業所　　：札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、熊本 （3）研究　：人員・機器等が対象、小田原フィールドセンター （4）子会社　 　　▽ Meiji アグロケミカル（岩手）製造子会社 　　▽メイジ・ファルマ・コリア（韓国）販売子会社 （5）従業員数　 連結約110 名 三井化学アグロ、Meiji Seika ファルマの農薬事業を取得 https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1631261748.pdf Mitsui Chemicals Agro to Acquire Meiji Seika Pharma’s Agrochemicals Business https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1631261748.pdf