2021年10月06日
東北大 単一強磁性体素子で3次元磁場を検出
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:東北大学

 磁場の大きさと方向を電気的な信号に変換する磁気センサは、磁気メモリの読み出し、電子コンパスなど、様々な工学用途に応用されているが、磁場の大きさと方向を同時に検出できる3次元磁気センサの小型化は、家電製品の自動化やロボットの普及に向けて必須の技術となっている。

 従来よく用いられる3次元の磁気センサは、3方向の磁場ベクトルを検出するために3つの磁気センサを各方向に配置しており、この構成では小型化や低消費電力化に対する制約があった。

 東北大学金属材料研究所の塚﨑敦教授らの研究グループはこのほど、強磁性体Fe-Snナノ結晶薄膜素子を用いて、平面型単一素子による3次元磁場ベクトルの検出を実証した。

 この成果は、3次元磁気センサの小型化の実現だけではなく、強磁性体を使った新たな機能性センシング素子の開発に貢献するものと期待される。

 本研究成果は、10月4日に英国科学誌「Communications Materials」オンライン版に掲載された。


ニュースリリース参照

https://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/tohokuuniv-press20211001_02web_vector.pdf