2021年10月29日
ダイセル、国立清華大とマイクロ流体共同研究
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:ダイセル

 ダイセルは28日、国立清華大学(本部:台湾新竹市、賀陳弘学長、NTHU)と、「ダイセル・国立清華大学リサーチセンター」を設立し、「マイクロ流体デバイスプラント」に関する 共同研究開発を開始したと発表した。
 
 同社は、第四次長期ビジョンで掲げた「サステナブル経営方針」の中で、価値ある製品づくりとともに、人や地球にやさしい方法で生産する技術を開発、発展させることで、循環型社会の構築に貢献することを目指すとしてきた。

 同社は今回、究極の生産効率を追求した「マイクロ流体デバイスプラント」を社会実装するために必要な生産および量産化技術開発を、北森武彦 NTHU 玉山榮譽教授 兼 東京大学名誉教授を研究主幹として、NTHU と共同で推進することで合意した。

 NTHU はナノテクノロジー関連の研究では台湾トップクラスの大学として知られ、台湾新竹サイエンスパークに隣接している。同学は TSMC などの台湾企業との産学連携拠点ともなっている。今回のリサーチセンター設立は同学としては9番目、日本企業との産学連携では初の案件となる。
 
 
ニュースリリース参照
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1635410563.pdf