2021年11月24日
10月のPPフィルム、国内出荷振るわず
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:日本ポリプロピレンフィルム工業会

 日本ポリプロピレンフィルム工業会は24日、10月の延伸フィルム(OPP)と無延伸フィルム(CPP)の生産・出荷分実績を発表した。両フィルムとも国内出荷は食品用、工業用が振るわず出荷計は前年を下回った。

■OPPフィルム(延伸フィルム)
 生産は20.9千トンで、前年同月比107.3%と高水準だったものの、国内出荷は19.5千トン(96.0%)にとどまり、今年5月から続いた前年比プラスは5カ月でストップした。

 内需内訳は食品用15.5千トン(95.4%)、工業用2.7千トン(94.9%)、繊維・雑貨1.4千トン(107.0%)、内需計は19.5千トン(96.0%)だった。

■CPPフィルム(無延伸フィルム)
 生産は14.6千トン(96.4%)で3カ月ぶりの前年比マイナス。出荷は14.3千トン(98.7%)だった。
 国内出荷は13.8千トン(104.3%)で5月以降の連続プラスに終止符。輸出は健闘したが出荷トータルは14.3千トン(98.7%)にとどまった。

 国内出荷の内訳は、食品用が11.6千トン(99.5%)と3カ月ぶりのマイナス、工業用が650トン(80.4%)と低迷した。繊維・雑貨用は1.5千トン(100.1%)で前年並みだった。

(10月実績)

OPP
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1637731585.pdf

CPP
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1637731585.pdf

出荷
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file3_1637731585.pdf