2021年11月26日
新潟大など「細胞省器官同士の新しい機能」発見
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:東北大学

細胞内には様々な細胞小器官が存在するが、これまではそれぞれが基本的に離れて存在すると考えられていた。しかし近年、細胞小器官同士は部分的に接していることがわかってきた。

新潟大学大学院 医歯学総合研究科の五十嵐道弘教授(神経生化学)は25日、東北大学などとの共同研究により、細胞小器官同市が接する微小空間の新しい機能を発見したと発表した。この細胞小器官同士が近づいて作られる微小空間(膜接触部位)で脂質が交換されていること、またこの脂質の交換によって細胞小器官の膜の分裂が制御されていることを突き止めた。

小胞体とエンドソームという2つの細胞小器官が接する領域で、異なる2つの脂質の交換輸送が起こっていることをつかんだ。これは、細胞生物学の分野で近年注目されている膜接触部位の新機能を解明した大きな成果となる。

同研究は、東京医科歯科大学、秋田大学、東京大学、東北大学との共同研究で行われた。
本研究成果は、2021年11月24日、米国「Journal of Cell Biology」誌(オンライン版)に掲載された。

<用語の解説>
◆エンドソーム : 細胞膜から膜輸送によって送られてきた生体物質を受け取り、それらを様々な細胞小器官に再配送する中継所として機能する細胞小器官。


ニュースリリース参照
https://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/tohokuuniv-press20211124_01web_PI4P.pdf