2021年12月03日
丸紅、放射冷却新素材「SPACECOOL」共同検討へ
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:丸紅

 丸紅は3日、大阪ガスとの共同出資会社、SPACECOOL社(本社:東京都港区)が、大阪ガスが独自開発した放射冷却素材SPACECOOLを、液化石油ガス(LPG)船舶、陸上保管用LPGタンク、LPG輸送車・貨車、穀物運搬用船舶・陸上保管用サイロ向けに国内外で販売していくことについて、共同検討を開始すると発表した。

 この素材は、宇宙に熱を逃がす放射冷却技術により、エネルギーを用いずに温度低下を実現できる新素材として注目される。太陽光によって地球上で発生した熱は、宇宙に向けて放出されるが、一部は大気中の二酸化炭素や水蒸気に吸収されて大気中に留まり、地球温暖化につながっている。
 
 新たに開発する素材は、二酸化炭素や水蒸気に吸収されにくい赤外線波長を放射する性質を持つため、熱を大気中に留めることなく、宇宙に放出することができる特長をもつ。

 これまでの実証実験で、直射日光が当たった状態で、素材の表面温度が外気温より最大約6℃低くなったことを確認した。これは、世界最高レベルの冷却性能であり今後、地球温暖化対策や省エネ、冷却快適素材としての活用が期待できる。

<SPACECOOL社の概要>
▽会社名 : SPACECOOL 株式会社
▽設立  : 2021 年4 月1 日
▽本社  : 東京都港区虎ノ門1-17-1
▽代表者 : 宝珠山卓志
▽事業内容 : 放射冷却素材 SPACECOOLの製造・販売
▽株主 : WiL Fund II, L.P. 51%、大阪ガス 49%
ホームページ : https://www.spacecool.jp

ニュースリリース参照
https://www.marubeni.com/jp/news/2021/release/20211203J.pdf