2022年01月19日
昭和電工、川崎工場の液化炭酸ガス事業拡大
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:昭和電工

 昭和電工は19日、連結子会社の昭和電工ガスプロダクツ(SGP:平倉一夫社長)が、川崎工場の液化炭酸ガスおよびドライアイス(炭酸製品)の生産能力と貯蔵能力を増強すると発表した。同事業のサプライチェーン強靭化を図る。総投資額約30億円をかけて液化炭酸ガスは生産能力を約 30,000t/年、貯蔵能力は約 2,000t増やす。22年4月に着工し、23年末稼働開始予定。経産省の「サプライチェーン対策のための投資促進補助金」対象事業にも採択された。

 炭酸製品は、食品の加工・包装用や飲料用をはじめ医薬品などの低温輸送・保管用途、半導体や液晶等の電子部品洗浄用など幅広い分野で使用され、需要も堅調に推移している。だが原料となる炭酸ガスは、このところの供給減少から需給ひっ迫が続いている。そのため原料用炭酸ガスの安定確保が炭酸製品の安定供給に向けて重要な課題となる。

SGP 川崎工場では、炭酸製品の原料に SDK 川崎事業所で取り組んでいる使用済みプラスチックのケミカルリサイクル事業で、プラスチックから水素を取り出す際に発生する炭酸ガスを利用している。リサイクル需要の高まりにより KPR は今後も安定して高い稼働率を維持する見込みのため、KPR を今後の炭酸ガスの安定供給源として一層活用し、液化炭酸ガス生産設備の新設および貯槽タンクの増設により安定供給体制を強化することを決定した。


ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1642568153.pdf