2022年01月21日
21年のポリスチレン生産 71.8万トン 9%増と好調
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:日本スチレン工業会

日本スチレン工業会は20日、21年12月と1~12月のポリスチレン(PS)およびスチレンモノマー(SM)の需給実績を発表した。生産・出荷はいずれも好調で前年比プラスとなった。

■ポリスチレン(PS)
 ▽21年12月 :生産は61.0千トンで前年同月比105%だった。
 内需(国内出荷)は51.1千トン(104%)、輸出は6.0千トン(134%)だった。
 国内出荷を用途別に見ると、「電機・工業用」と「雑貨・産業用」を除き、「包装用」と「FS用」が前年比プラス。内需合計は51.1千トン(104%)と堅調だった。輸出の前年比増は9同年9月以来3カ月ぶり。
 
 ▽21年1~12月 :年間生産量は717.7千トンで、前年比109%と好調だった。出荷計は713.2千トンで同109%だった。在庫は100.5千トン(105%)で、在庫月数は1.8カ月分。
 国内出荷は646.1千トン(106%)、用途別では電機・工業用、包装用、雑貨・産業用、FS用の4分野すべてで前年を上回った。輸出も67.1千トン(136%)と高水準を維持した。
 
■スチレンモノマー(SM)
 ▽21年12月 ;生産は168.1千トンで、前年比▲9%とマイナス。
 国内出荷は111.3千トンで▲8%と落ち込んだ。輸出は55.4千トン(105%)、出荷計は166.7千トン(96%)だった。
 ▽21年1~12月 :年間生産量は1,948.5千トンで、前年比4%の増加。
 用途別では、メインのGP/HI用が684.4千トンで108%と伸長したのをはじめ、ABS用が258.0千トン(123%)、合成ゴム用139.6千トン(126%)UPER用36.4千トン(114%)など、いずれも前年を上回った。輸出は546.3千トンで前年比▲9%とマイナスだった。出荷合計は1968.6千トンで104%と上回った。

ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1642679754.pdf