2022年01月24日
昨年の酢ビ・ポバール需給、2けた台の伸長
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:酢ビ・ポバール工業会

 酢ビ・ポバール工業会は24日、21年12月および1~12月の生産・出荷実績を発表した。需給はいずれも堅調で、前年比2けた台の伸長を示した。
 
■酢ビ
▽12月の生産は57.8千トンで前年同月比115%と年初以来の前年比プラス、出荷合計は58.6千トンで同107%と、今年5月以来の連続プラスを更新した。出荷は主力のポバール用が36.9千トン(118%)と依然好調。接着剤など他の分野も軒並み前年を上回った。
▽21暦年は生産が588.3千トン(114%)、出荷合計は586.1千トン(107%)となった。
 出荷分内訳はポバール用356.1千トン(113%)、接着剤48.8千トン(202%)、コーポリ 2.38千トン(96%)、EVA 81.9千トン(94%)など。輸出は95.3千トンで145%となった。

■ポバール
▽12月の生産は19.6千トン(前年同月比105%)で、4月以来連続の前年比プラス。出荷は17.8千トン(96%)だった。ビニロン用は5.4千トンで104%、接着剤は2.5千トン(101%)、輸出は5.8千トンで76%と振るわなかった。
▽21暦年は、生産197.8千トン(114%)、出荷合計 209.3千トン(112%)、ビニロン用59.4千トン(114%)、接着剤25.2千トン(107%)、輸出83.7千トン(112%)などだった。

ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1642992034.pdf